「カウンセリング」の「謎」

『カウンセリング』という言葉は、最近とても一般的になってきており
『カウンセリング』なんて言葉、聞いたこともない!!って人は、ほとんど
いないんじゃないかと思います。

一方で、正確に【カウンセリングの意味】を理解している人も少ない
のが、実情じゃあないでしょうか。

私が「メール・カウンセリング」で、やりとりした200名ほどの方々に、
『カウンセリング』って何ですか?とお尋ねしたところ、
いろいろな、ご回答がありました。

中には、

『カウンセリング』ね〜〜

       まあ「人生相談」の「心理学」バージョン、、かな・・・ (??)


『カウンセリング』って、

      「黙って座れば、ピタリと当たる」占いのちょっと科学的なもん・・・(涙)

       とか、

『カウンセリング』って、

        「お金を貸してくれること・・・」 (怒・・・)

   とか、

『カウンセリング』とは、

      「別れた前の女房と、即、寄りを戻してくれること・・・」(汗)


といった、珍(迷?)回答もあったりしましたが、8割以上の方々の
代表的なお答えのが

●「人の悩みを解決するために、アドバイスして

                  解決策を示してくれること」
              

●「職場や家庭での人間関係の悩みに相談にのってくれ

                  解決してくれること」
              

                       といった、お答えでした。


この代表的なお答えは、一見正しいように、思えます。

でも、実は「心理カウンセリング」の本質的ポイントを、きれいにはずしてて、

  

ブ〜〜、不正解です。

(広い意味でとらえれば、不正解と断定もできませんが、少なくも、正確じゃありません。)



辞典で調べると「カウンセリング」の意味するところは、


●学業や生活、人間関係などで悩みや適応上の問題をもつ人に対して

   心理学的な資料や経験に基づいて援助すること。(出典;大辞泉)

・カウンセリング(counseling)は、本来は心理学を土台とした

   対人手段であり、心理的な問題や悩みについて援助を目的とする。
   (出典: フリー百科事典『ウィキペディア-Wikipedia)



という感じで、ポイントは、



●「心の悩みや適応上の問題」を抱えている人を「援助する」こと。

  エッ!!  今あなた「前の代表的お答え」と、「辞典」と、

                 
                   「どこが違ってるんじゃ!!」
                     
                       って思われました??


これが、決定的に違う「キーワード」があるんです。


▼不正解の「意味」→「カウンセリング」=他人が「悩みを【解決してくれる】こと」                                                  

△正解の「意味」 → 「カウンセリング」=問題や、悩みを【援助する】こと
                                   

この2つのキーワードは、正反対の「意味」と気持ち、を表しています。


▼【解決してくれる】 
     ↑
     ↓
△ 【援助する】

▼【解決してくれる。】の方は、   カウンセリングを、受ける人(クライアント)が  「カウンセラーの先生が、全部自分の悩みを解決してくれるんだ。」 といった、思いっきり受身で、ある意味「甘えた」気持ちがモロに出ています。


●ポイントは、「語尾」にあります。

それは、「〜〜してくれる。

の「くれる。

に、迷える多くの人たちの「本音」が凝縮されています。

 つまり、

「自分の悩み、問題を「誰かが」何とか「してくれる」ものなんだ・・・

という、他力本願で依存的な「気持ち」が、端的に現れちゃっている訳です。

一方で、

△【援助する。】の方は、
主語が「カウンセラー」で、「カウンセラー」「カウンセリング」を、受けに来た人=クライアント」の「悩みや、問題」を「クライアント自身が解決していく過程」を助ける(=【援助する】)役割をするんだ。

   という意味が込められています。

つまり「カウンセリング」は、万能薬、特効薬ではなく、主役はあくまで「悩みを持ったあなた自身」で、悩みを持ったあなた自らが、自分の問題を解決していくプロセスを手助けしていくことなんだ。

  ということなんです。 (これ重要ポイントです!!)

これは、後で詳述する、カール ロジャースの「来談者中心療法」の思想が色濃く出ている解釈で「心理カウンセリング」の他の流派には、もう少し違った考え方を持った人たちもいます。

また「カウンセリング」を、「心理カウンセリング」の領域に留めず、一般的な「相談」と同じ様な意味に使う場合、、

例えば「就職カウンセリング」とか「結婚カウンセリング」とか、果ては「融資カウンセリング」(なんて言葉があるか知りませんけど・・・)

という様に、使った場合には、相談を受ける側が、より能動的、具体的に、困った人の悩みを「解決してあげる」意味合いが強くなってきますけどね。。。

少なくも

 ◎「心理カウンセリング」と、

   ×西洋占星術や、陰陽学が元の東洋の「占い」や、

   ×新聞のコラムに載っているような「人生相談」

  は、全く異なるものだ。。

  つまり、「占い」や「人生相談」では、「その場で」「占い師」や「相談を受けた先生」が
  具体的な「答え」を、即座に出しますが、

  「心理カウンセリング」は流派によらず、1回目の面談で、即座に、具体的な「指示めいた解決策」をカウンセラーの方から提示することは、あり得ません。

 →万が一、こうしたイメージを「カウンセリング」に対してお持ちだった方は、今すぐ    「イメージ チェンジ」をして頂いた方が無難です!!


このサイトでは「カウンセリング」という言葉を「心理カウンセリング」の領域で、かつ、一般的に認められている【援助する】(=ロジャースの来談者中心療法的な)
カウンセリングを意味するものとして使っていきます。

ところで、なぜ「8割以上の人たち」が、【カウンセリング】に対して、誰か、偉い先生が、怪傑(解決?)ゾロよろしく、バッタ・ばったと、自分の悩みを解決してくれるものだ・・・

という「受身のイメージ」で、とらえているのでしょうか?


この「謎」の奥深くには、「カウンセリング」の「本質」というか「人間心理」の本質に関る、重要な「あるもの」が隠されています。


などと、偉そうにホザイテイル「私自身」も、実は、カウンセリングの卵としてカウンセリングの勉強をし実践する前は、「カウンセリング」に対して、多くの方々と、全く同じ「受身のイメージ」を持っていました。

それは、丁度、8年前の1998年に、私が、生まれてはじめて、母の勧めで「加藤さん」という本格的なカウンセラーの先生に、カウンセリングを受けた時のことなんです・・・

このお話と「なぜ、多くの人たちが【カウンセリング】=私たちの悩みを、「解決してくれる」こと。。と思っているのか、

その=『カウンセリング』とは何かの本質に迫る、お答えは、・・・

 カウンセリングって何よ (その2)で、明らかになります。

  お楽しみに!!

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