衝撃のカウンセリング初体験 【1】
私が、生まれて初めて「カウンセリング」を受けたのは、1998年の春ごろです。
◆8年も前のことなのに、このシーンが「昨日のこと」の様に、はっきりと、脳裏に浮かんでくるほど、記憶に鮮明です。 (きっと、それだけ、無意識レベルで衝撃的だったんでしょう・・)
はじめは、「自分の当時の最大の悩み」(これを、「主訴(しゅそ)」と言います。)を、ベラベラと、思いつくまま、気の済むまま、カウンセラーの加藤先生に促されるがままに、しゃべりまくっていました。
◆当時の私の意識化されている「最大の悩み=主訴」は、「悲惨な結婚生活」と「別居」についてで、ほとんど「離婚すること」は決意しているものの、相手がなかなか認めず、子供も幼いので、どうしたものか、、、悩んでいる・・・
といった内容でした。
◆当時の私は、「カウンセラーの偉い先生」にあったら、
・何を、どう話そうか、
・何を、どう質問しようか・・・
と、事前に、かなり準備しており、
・「悲惨な結婚話」
・「別居」
・「離婚」
・「幼い子供」
・「相手の嫁さん」
のこと、 など、
かなり、理路整然と、自分の考えを伝え、質問もしたつもりです。
◆一方、カウンセラーの加藤先生は、
○「うん、なるほど、あなたは、○○○と思っているんだね」
○「はあ、その時、×××で、死ぬほど、嫌な思いをしたんだね。」
とか、
○「なるほど、なるほど、その気持ち良く分かりますね。それは、△△△、って意味ですね。」
とか「私の話を受けて、ちょっとした合いの手を入れるか、ちょっとした感想しか」言わないんです・・・・
(今にして思えば、これこそまさに「プロのカウンセリング手法」だったんですが・・・)
◆何度「先生は、どう思いますか?」
「先生だったら、どうしますか、具体的に?」
と言った「質問」をぶつけても、なにか一般論で、肩透かしをくらう様な感じだったんです。
途中で「カウンセリング」って、こんなもんかいな、、何だか変なの・・・・?????
と、私の心の中で「????」が十個以上点滅しだした、
まさに、その瞬間に
◆加藤先生が、
「ところで、中村さんは、今のご結婚は初婚ってお話ですが、それ以前にどんな恋愛をされてきたんですか?」
という、変化球的な質問をされたんです。
◆全く想定外の質問で、
「今のオイラの悩みに、何の関係あるんじゃ!!!」
と、最初は思いましたが、 その反面
まあ、もうどうでもいいか、何でもカンでも、話しちゃえ!!
って、今まで肩肘張っていた感じがスッと抜け、
全く準備してきていない話を、まるで「友人に話すがごとく」ごく自然体で、話し出したんです。
いわば、シナリオ通りに演じようとして、シャッチョコ張っていた「新米の役者」が、急に力が抜け、シナリオのない「アドリブ」1本の「素顔(すがお)」で、話し出した感じですね・・・
過去の、数々の(ってそんなに多くも無いですが・・)、他愛もない自分の恋愛話を、ある時は自慢話風に、ある時は、自虐的に、、、話し続けました。
◆カウンセラーの加藤先生は、と言えば、今思えば、前にもまして
○「ふん、ふん」
○「ナルホド、そりゃ凄いですね。」
とか、
○「それから、どうなったんですか?」
とか、いわゆる「合いの手」を入れて、「私の話を、ひたすら『聴いて』くれてるだけ」なんです。(この、ひたすら聴く(=傾聴)も、カウンセリングの基本中の基本だったんです。)
◆でも、私は、もう「何かすぐに、特効薬的な『解決策』を、先生に求めていなかった。」ので、「聴いてくれている」だけの、先生に、何の違和感も持ちませんでした。
いや、むしろ、とても気持ち良く、話したいことを話したいように話せて「とても気持ちが良かった」のを、覚えています。
◆そうこうしているうちに、ひょんなことから、自分の「母親」との関係の話になったんです。
とくに、幼かった頃の・・・
「母親」が、ヒステリックで、よく引っぱたかれてたとか、中学時代に、自分が不良仲間に入りそうになった時、母が「夜叉」の顔で、追いかけてきて、無性に怖かった話とか・・・(マジ怖かったス、、)
◆カウンセラーの加藤先生に、「促されるまま」、心情を吐露する感じで夢中で話続けました・・・ 時間の立つのも忘れて・・・ まるで、白昼夢のようでした・・・・・
先生が前に実際にいて「声は聞こえているんですが」、その時の私には「先生が見えていないんです。」
そう、壁に向かって、一人ごとを、延々と話しているような、とても妙な感じ、、、
先生の
○「良く分かりました、今日はこの辺にしておきましょう。」
の一言で、はっと我に返りました。
<<なんで、母親との幼いころの確執の話なんか、し出しちゃったんだろう???>>
というのが、とっても不思議で、フンワリとした気分になり、妙なんですけど、少し、気持ちが良いような、気分でした。。。
◆でも、この初回の「カウンセリング」が終わって、帰路についたときは、
もっと、冷静になっていて
「やっぱり、俺の今の最大の悩みの答えは、全然提示してくれないし、
右に行けとか、こうすれば良い、って言ってくれる訳じゃないし、
なんか、肩透かしで、消化不良だな・・・」
と、どうも「解せない」思いが強く残っていたのを良く覚えています。
「解せない気分」だったのですが、
●あの妙な「フワフワした気持ち」は、一体何だったのか?
という疑問と、
何より、
「結婚生活」の苦労話と、「幼子がいて、良心の呵責(かしゃく)はあるけど、
もう、寄りは戻さない、戻せないと思いつつ、離婚に踏み切れない、不安定で、宙ぶらりんの
自分に対する悩み」を、話に行ったつもりなのに、
●なぜ、「自分の幼かった頃の『母親』との確執の話を、自ら、話し出したんだろう?」
という、とても不思議な「疑問」を解くために、もう一度、加藤先生のカウンセリングを受けに、行きました。
◆◆二回目のカウンセリングで「生涯忘れられない体験」をするのですが
それは、「私のカウンセリング実体験」(Vol.2)で、お話します。