あなたの正体は「怠け者」?or「未来志向」?
あなたの正体は「怠け者」?それもと、積極的な「未来志向派」?
「カウンセリング」においては、その根拠理論、と実践者たる「カウンセラー」の持つ、基本的『人間観』が極めて重要な意味を持ちます。
◆「『人間観』とは、何か・・・」を、
一言で、東洋風に言えば、
▼「性悪説」を取るか、
△「性善説」を取るか、
の違いだと言えます。
◆この二者択一によって、「カウンセリングにおける人間観」の重要性を説明するのは、少し荒っぽいところもあります。
しかし、誤解を恐れず、最も分かり易く、ピンとくる形で、かつ「一言で」
「カウンセリングの根本的人間観」を説明するなら、
あなたは、
▼「性悪説」か、
△「性善説」か、
ということになりますね・・・
つまりね、
▼「性悪説」=人間は、本来、怠け者で、誰からも何も強制されないと、「何もせず」、サボリ、はたまた「周囲に迷惑をかける」悪事を働く本性をもっている。
といった考えにたって、自分や周囲の他者を観たり、接したりするのか、
もしくは、
△「性善説」=人間は、本来、自ら「成長したい」、より良い自分、理想の自分に近づきたいという「未来志向」で、
他者からの強制ではなく、天然に湧き上がる、温泉の源泉のように、自らの内側から自然に沸き起こる 「自己実現」への欲求に、突き動かされるものだ。○一方で、人間は、悪事を考えたり、悪さをして人様に迷惑をかけたりすることも、たしかにある。しかし本源的には、「自分自身」と「周囲に対して」前向きに良い行いをするのが、人間の本性に備わっているのだ。・・・という「人間観」=「性善説」で、人と関っていくのか・・・
◎「あなたが、どういった『人間観』を持って」自分自身や、他の人々を観て、感じて、接していくのか・・・は、「カウンセリング」を考える上だけでなく、
「あなたの人生が、幸せに成功し、充実した心地良いものになるか否か」の大きな分かれ目になる、「大切なキーワード」になります。
◆この「性悪説」「性善説」は、アメリカの経営心理学者、マクレガーの「X理論」「Y理論」に通じる考え方です。
つまり、
▼「X理論」=「性悪説」=「人間本源、怠け者」
△「Y理論」=「性悪説」=「人間本源への信頼」
と、等式化できます。
▼「マクレガーのX理論」(=性悪説)では、人は、本来的に「仕事」や「精神的な活動」が嫌いで、「働きたがらず」少しでも楽をして、自分だけ得をしたい、、、と考えている「生き物」なんだ。・・・と、考えます。
だから、仕事の場で「監督者」は、怠け者たる「労働者」を、常に見張り、監視し、怠けないで、労働するように、鞭打つことが、その役割なのだ。という考え方に発展します。
◆「戦場」つまり、これから「敵国」と、殺し合いをしにいく「兵士」を、訓練、統括していく「軍隊」では、古今東西を問わず、「X理論」がベースになって組織され、運営されていると、思われます。
◆▼X理論の「人間観」を持つ人は、他人への対応が、「監視」「監督」「検査」「命令」そして、『指示的』になります。(他人は、怠け者で、信頼していないから、当然の結果ですね・・・)
◆一方で、△「Y理論」(=性善説)は、その正反対で、人間は、本来的には、「働くこと」と「遊ぶ」ことを区別しておらず、自分自身が、興味を持って
「己の成長」と、「周囲の関係者」の発展に寄与することであれば、誰に命令されるでもなく、進んで「働くもの」だ。・・・と考えます。(こっちの方が、断然良いと思いますけどね!!)
◆△「Y理論者」(=性善説論者)の、他者への対応は、どうなるんでしょうか。。
○他者の自主性、やりたいこと、意欲を、まず重視し、他者が、やりたいように、できる環境を整えようとする傾向が強くなります。
○また「指示」ではなく、「サジェスチョン(やヒント)」で、相手が、自分で「気づく」手助けを、「非指示的」にするようになります。(まさに、ロジャーズの非指示療法。)
●●さまざまな考え方がありますけど、やっぱり「カウンセリング」の基本的態度は、「性善説」=「Y理論」の「人間観」に立つべき だと、強く思います。